人生100年時代を生きるための読書 ~ブランケット・キャッツ~
どうも【猫好きの猫好きによる猫のための家】建設いたしましたmororoです!!
僕ら夫婦は猫がだーーーい好きということでネコ共生住宅を建築し
半分賃貸で貸し出す賃貸併用住宅を建てました!!!
そこで
今回は
猫好きさんには絶対に読んでもらいたい本
「ブランケット・キャッツ」重松 清著
を紹介したいと思います。
ブランケット・キャットとは
生まれた時から慣れ親しんだブランケットと共に、レンタルされる猫たちのことです。
契約期間は三日間
・ペットショップで用意したもの以外は食べさせない
・寝るときはブランケットの入ってるバスケットで寝かせる(よって一緒には寝られない)
というルール厳守で猫たちは貸し出されます。
ブランケットさえあれば安心していられ、人懐こく頭のいい7匹の猫ちゃんたちのお話です。
そして物語で借りていく人々は、家庭内で何らかの問題を抱えている人たちです。
その問題に猫ちゃんたちは、どう携わっていくのかを借りていく人の視点から物語は進んでいきます。(ちなみに猫ちゃん視点の物語もあります。そのお話が自分は一番好きでした)
物語は終始家庭内の問題に焦点が当てられますが、猫の存在感は非常にでかいです。
猫の性格や特徴、行動などを完璧に描き、それをうまく物語に絡めせることにより猫中心の物語ではないけれど猫の存在感が非常に際立っていました。
レンタル猫たちは借りていく人々の問題を、完璧に解決してくれるわけではないですが、小さな希望と幸せを届けてくれるお話です。
小さいけど大きな感動を届けてくれます。
完璧に解決はしないけど、少しだけなら幸せにしてあげるよーって感じがすごく猫っぽくて良いなーと思いました。ここら辺は猫好きな人なら誰もが共感してくれると思います。
決して猫のこと好きではない人、むしろ憎んでいる人
が登場しますがそういったひとの猫とのかかわり方も面白いです。
一番印象的だったお話は
「嫌われ者のブランケット・キャット」というお話です。
出てくる猫は雑種です。
猫のとった純粋な行動は家族にとって非常に残酷なことでした。
なんとも、居た堪れないお話です。
悲しいけど、最後は夢も希望もないしかも家族とは全く関係のない若者の人生を救ったお話です。
印象に一番残りました。
好きな話は前述しましたが
猫ちゃん視点のお話
「旅に出たブランケット・キャット」です。
出てくる猫はアメリカンショートヘア
アメショーの歴史にも触れ、その辿った歴史が関係してくるお話です。
猫視点でみる人間のお話で子供と猫を応援する気持ちで読んでいられました。
みなさんも外にブラウンクラシック・タビー色をしたアメショーを見かけたらきっと子供と冒険しているでしょう。
最後のお話の
「わが家の夢のブランケット・キャット」は
マイホームを現在建設中の自分に取ってはちょいとシビアなお話でした。。。
出てくる猫はロシアンブルー
内容はこれからマイホーム完成の自分にとってはちょいと縁起が悪すぎるので割愛させていただきます!!
猫好きさんは絶対に読んでいただきたい本です!!
おすすめです!!
そしてどのブランケット・キャットが好きだったか
みなさんも猫好きさんに共有してみてください。