人生100年の生き方「LIFE SHIFT ライフシフト 100年時代の人生戦略」を読んで
今年に入って遅れながらも
「LIFE SHIFT ライフシフト 100年時代の人生戦略」
リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著
を読了しました。
現状の日本は超少子高齢化です。
この被害を被るのは今を生きる若者
10代20代30代のみなさん、そしてこれから生まれてくる子供たちです。
日本の成長も低迷して明らかに、親世代よりも厳しい生き方をしなければなりません。
しかしこの高齢化というのは本当に厳しい時代になるのか?今の若者は不幸なのか??
この問いに対して前向きに明るい未来を提示しているのがこの本です。
僕も以前までは、親よりも老人よりも厳しい時代をこれから生きなければならないと思っていました。
というか100年も寿命なんか延びるのかよ??と特に考えてもいませんでしたが、延びるのです!!そして延びた場合、平均寿命100歳に延びた場合のことの重要さに気付いていませんでした。。。
目次
①寿命について
平均寿命が延びる理由は本を読んでみてください。
しっかりとしたデータできちんと説明されています。
その中で驚愕のデータがありました。
100年前に産まれた人の100歳まで生きる確率は
なんとたったの1パーセント。。。
だから今100歳まで生きている人はめずらしいしみんなに祝われます。
そして、100歳以上の人の人口は今はまだ少ないので(着実に増えてますが)
まさか自分が100歳まで生きるとは思わないのです。
しかーーーし!!
2007年生まれの子供は
107歳まで生きる確率は50%
なのです!!100年後は100歳まで生きているひとは珍しくありません・・・・
平均寿命が80歳から100歳になった場合(20年延びた場合)
どのような問題があるでしょうか??そしてどのような恩恵があるのでしょうか??
親よりも20年長く生きる!!そのことに気付いただけでも大きな一歩だとおもいます。
②「スキルと知識」
まずはスキルと知識ですよ!!
20年分も親世代より人生が延びれば
勉強や練習ができる時間が20年分も延びます!!
しかし
ひとによっては遊ぶ時間が20年分増えてしまっているひとがいます(100年生きると気付いてない人)
そういう人がどうなってしまうか??
20歳過ぎて就職したら余計にお金が入り、遊びまくる人はどうなってしまうか??
答えは簡単で老人になっても働き続けなくてはならなくなります。
つまり20年分労働時間がただ単に延びるのです。
定年退職が延びているのはみなさんも聞いたことありますよね??
あー怖い。。
ここからは持論になりますが
そうならないためには「スキルと知識」です!!
親世代
教育⇒労働⇒引退の3ステージで生きてきましたが
平均寿命80歳のひとはそれでよかったのです。
しかし平均寿命100歳の場合もう1ステージプラスしなければなりません。
今休日にお金を使いまくってしまう人だとおそらく
教育⇒労働⇒労働⇒引退になってしまいます。
自分の場合(目指しているもの)
教育⇒労働(教育)⇒自由⇒引退です!!!
今現状が労働と教育、つまり働きながらスキルと知識を付けていこうと思っています。
人生100年とすれば
僕たちは一生の間に87万3000時間の時間を持っています。
何らかの専門技能を習得するには、1万時間必要と言われています。
そう考えると、一体いくつの専門技能を学べると思いますか??
その87万3000時間という長い時間のほとんどを労働で費やしたいですか??
携帯のゲームや動画をみたり、いつまでも学生みたいな飲み会やパーティ。。
もったいないというかそのままだと一生働かなければいけなくなるんですよ??
そんなの絶対いやです!!
たまにはそういった息抜きもした方がいいですが、若いうちに少しだけ遊ぶのをやめて勉強すれば将来自由な生活が待っているのです。
なので今のうちに貯金や人間関係、知識や技能を大事にしていくべきです。
87万3000時間のうちの1万時間くらい、遊びじゃなくて将来の自分のために費やしてもいいのではないでしょうか??
だから僕は、今は大変だけど働きながらいろいろなことに挑戦していきたいと考えています。
第一弾は去年の賃貸併用住宅の建設でしたが
第二弾はブログですが、やりたいことはたくさんあります。
なんか資格でも取りたいなーーーーお金持ちになりたいなーーーー
「遊ぶ時間をもっと自分の知識スキルを身に着けよう」
と心に誓います
③健康と人間関係
自分は今までお金が大事!将来のためはお金!!と考えていました(有形の資産)
しかしこの本を読んでもっと大事なのが
健康、人間関係や前回書いた知識やスキル(無形の資産)だと気付かされました。
100年ライフで最も重要なことは健康です。
そんなの当たり前じゃねーか!と思っているかも知れませんが恐らく考え方が違います。
例えば
50歳で大きな病気になり働けなくなったとします。
今だとぶっちゃけ定年退職で、年金がもらえるまであと10年をどうにかすれば良いのです。
しかし100年ライフの場合
20年プラスされるのでもしかすると、定年退職が80歳!!になっているかも知れません。
そうするとあと30年も、どうにかしなければなりません。
定年退職が80歳にならなかったとしても、人生あと50年どうにかしなければなりません。
いつ起こるかわからない病気やケガに備えるには
答えは2択で
それまでにお金をめっちゃ貯めるか
健康な体を維持するかです!!
自分の場合お金をめっちゃ貯めるという選択もしつつ
やはり健康な体でいたいと考えています。
④脳は鍛えられる
人間は50歳を過ぎると脳の萎縮がはじまり、80歳を過ぎると一気に加速するみたいです。
それは避けようがないことと考えらています。
しかし近年の研究結果で、筋肉を鍛えるように脳を繰り返し使用して訓練を積めば、機能を高めたり、ダメージからの回復を後押しをできるのです!!
また他に脳の機能低下を避けるためには
体を動かす
というのが大きな効果があるそうです!!
この先長い人生ボケないように健康あるのみです。
特に僕ら夫婦は物忘れが激しくて、もうボケが始まっているのではないかと思うくらいです。
なので僕は週一回ジム(水泳)に通っています。
最近の健康ブーム、この本に書てあることがきっかけだったみたいですね。
⑤人間関係
まず100年ライフには共働きが絶対不可欠になります。
このことに関しては以前書いたので参考に↓↓
www.mororo-komakitirinchan.work
共働きを前提で書いていきます!!
まず人間関係がなぜ大切かはだいたい想像つくと思いますが
一番の理由はいろんなひとと関わることで、多様性に富んだネットワークを築けるからです!!
多様性に富んだ人的ネットワークに触れることで自らの経験やアイデンティティを高めることができ、変身することができます。
つまりは100年ライフで、大切な無形の資産を築くことができるのです。
しかし新しい人間関係というのが重要です。
新しい人間関係というのは
新しく踏み出そうとしている世界の流儀を学んでいけるのです!!
ただ新しい人間関係を築くと古い友達の一部と疎遠になります。
古い友達と疎遠になることは良くないことと思われがちですが
実は悪いことではなく、新しいネットワーク自分の視野を広げることの妨げになることが多いのです。
古い友達たちは多くの場合、変わらない自分を求めてくる場合が多いからです。
新しいネットワークは
新しい価値観、規範、態度、期待に触れられるのです!!
自分は職業柄いろんな人と出会うことができます。
その点は非常にラッキーでした。
確かに仕事が都内になったり、引っ越しや結婚、家を建てたりすると新しい出会いがありますが逆に地元の友達とは疎遠になります。
そのことは今まで良くないことだなーと思ってましたが、この本を読んで前向きに考えられるようになりました。そしていろんなひとと出会うことは自らを変えることができると確信をもっています。
新しい人との出会いは今まで以上に大切にしていこうと思います。
⑥人間関係を築く方法
以前までは
夫が働き
妻が家事というのが当たり前でした。
妻が家事や育児で子育て中心に行うことで、近所付き合いや学校行事、両親との付き合いを深めていきました。要は人間関係というのは妻が担っていたのです。
つまり夫がお金を稼ぎ(有形の資産)
妻が人間関係(無形の資産)をバランスよく築いてきました。
しかし少子高齢化が進むとまず夫の稼ぎだけでは、将来厳しいものがあります。
ましてや人生100年となるとさらに厳しく、やはり共働きは大切になります。
共働きになると
両方ともお金を稼ぎ(有形の資産)は増えますが
人間関係(無形の資産)がおろそかになるのです。
どうやって人間関係を広げるか
それは共働きで解決できるのです!!
共働きで人間関係がおろそかになるのに、共働きのおかげというよりも100年ライフのおかげで解決できるのです。
人生100年となるとひとつの職業で人生が終わることはそうそう無いと思います。
人生100年となると
例えば
30代まで働き、仕事を辞めてほかのことに挑戦できるのです。
20代で就職せず世界を旅した後就職もできます。
平均寿命80歳のひとではなかなかそういうことはできません。
その変換点、仕事を辞めているときや世界を旅しているときに新しい人間関係を築くことができるのです。
もちろんひとりでだとそんな自由なことはできませんが、
共働きだとそれが実現できるのです!!
片方が働いているときに、もう片方が新しいことに挑戦すれば収入がなくなることがないのです。そしてその新しい挑戦をしている方が様々なネットワークを広げるのです。
100年ライフで共働きが成しえる
新しいネットワークを広げる方法です!!
これは80年ライフのひとよりも様々なことに挑戦できいろいろな人に出会えるチャンスがある一石二鳥の素晴らしいことなのです。
自分も現在共働きです。いろいろなことに挑戦したいと考えていますがそのすきに様々な人間関係を深めていきたいと思います。
逆に妻がなにかに挑戦したと言ってきたときは頑張って働こうと決意しました。
⑦電車に中で感じること
最近ふと思うのが、いろんな本を読んで勉強していると
見下しているわけではないのですが、時間の無駄お金の無駄なことしているなーっと他人をみて思うことが多々あります。
例えば
・電車内で携帯のゲームやっているひととか
・いい年こいて学生か??と思うようなノリで遊んでいるひととか
とにかく無駄遣いだなと感じる人が多いです。
もったいない。
その金、その時間を分けてくれと思うことがあります。
もっと将来のこと考えればいいのに??って思います。
その人の人生なので人の勝手ですが、もっとまともな人生計画(主にお金のこと)をアドバイスしてあげたいと感じる今日この頃です。
長い人生を生きるうえでは、なにかに打ち込むことが重要です。
同じような生き方では過酷な老年期が待っています。
自分はお金持ちを目指していますので、今のうちから明確なプランを立てています。
少なくと現時点で普通のひととは少し違ったレールを走りだしています
これがうまくいくかいかないかはわかりませんが、チャンスを作り出すことはできました。
⑧自己効力感と自己主体感
なにかに打ち込むためには
自己効力感(自分ならできるという認識)
自己主体間(みずから取り組むという認識)
が大切らしいです。
・自己効力感を高めるためには
世界でなにが起きていて、変化に対処するためにはなにができるかについて、理解を深める必要があります。
書籍を読んで人生設計というテーマを自由に語り検討し、特に重要になるのが無形の資産についてもっと話し合うことが大切なのです。
お金のことだけではなく余暇の使い方、パートナー同士の深いかかわりあって意思などを話合うことです。
・自己主体感を高めるためには
100年ライフでは、お金を使うことより貯めることが重要になります。
さらに余暇時間をレクリエーション(娯楽)から自己のリクリエーション(再創造)に振り向ける必要性も高まります。
家庭内での役割と互いの関わり方についてパートナーと難しい会話をする能力と意志も強化しなくてはなりません。
ここで問われるのは
未来に得られる恩恵のために、いま厳しい決断ができるかどうかです。
セルフコントロールできるかどうかです。
ようは
今マシュマロを我慢すれば、30分後もうひとつマシュマロをあげる
その今を我慢できるかどうか
長期の恩恵(将来お金持ち)のために目先の快楽(例えばお気に入りの漫画を見ること)を我慢できるかどうかです。
「成長思考」の持ち主は快適なぬるま湯から出ていき未来につながる道に思考を集中させることにより、将来の計画を貫くことができる。
そうした人たちは、いつも手に入る果実ばかりを追い求めたり、手ごわい課題に動揺したりしない
こうした思考習慣を身に着けるためには、方法論を学ぶ。
すなわち知識を得るですね。
100年ライフでは、自己効力感と自己主体感が大事になっていきます。
⑨終わりに
将来、楽になるためにも
今をどういきるかが重要です。ちっぽけなマシュマロ(携帯ゲームや飲み会パーティ)のためにドでかいマシュマロ(お金持ち、やりたいことやり続ける)を逃していいのですか??
遊んでばかりいたら長い人生ずーーーっと働くはめになりますよ??
おしまい